ヘビメタおやじ

心の旅のヘビメタおやじのレビュー・感想・評価

心の旅(1991年製作の映画)
3.5
1669本目。いいドラマではあると思いました。心にぐっとくるシーンも多かったです。他者、家族への思いが薄く、仕事のみが生き甲斐の敏腕弁護士が強盗の銃撃によって記憶喪失に。まっさらな人間として回復するなかで、本来の人間性を取り戻していく。いい話ではあるのですが、どうしても引っ掛かってしまったのは、記憶がその人間そのものであるなら、全て思い出してから改心してほしかったです。ハッピーエンドなのはよいのですが、この後の家族の生活を心配してしまった私は下世話な人間なのかもしれません。主人公よりもリハビリ・トレーナーに一番心動かされました。日頃馴染みのないリハビリ・トレーナーという人々の働きと思いがとてもよく伝わってきました。