Kumonohate

日本一のワルノリ男のKumonohateのレビュー・感想・評価

日本一のワルノリ男(1970年製作の映画)
3.5
それなりに楽しめる作品ではあるが、もはや、高度経済成長期における「日本一シリーズ」のような、パワーも熱気も無い。植木等のセリフからも、あのテンポの良いスピード感が消え失せている。だが、意識的にセリフをゆっくり喋っているワケでは無かろう。イケイケドンドンの時代が終わり、全体的に日本人のしゃべる速度がテンポ・ダウンしたのだと思う。だとしたら、時代の空気というものは強力だ。創造行為はその影響から逃れることができない。特にエンタメ作品において、その傾向は顕著なのだろう。
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