日本一のワルノリ男の作品情報・感想・評価

「日本一のワルノリ男」に投稿された感想・評価

mitakosama

mitakosamaの感想・評価

2.7
未DVD化の末期クレイジー映画。しかも悲しいことに今作がヒロイン浜美枝の最後の出演となる。僕の浜美枝が。

ココから3作に共通するのが、
◎植木等のパートナーに加藤茶がなること。
◎田舎から始まり最初はズーズー弁で喋ること。
◎植木等が考えられないくらい派手な真っ赤なスーツを着ること。
などがある。やはり加藤茶の起用は大きいな。クレイジーからドリフへの世代交代の促進が見て取れる。でも当時のドリフの笑いはやっぱり品に欠けるかなぁ。

田舎の教師ヒノモト役の植木等。東京の便座を売る会社に集団就職にきた生徒を訪ねる。生徒に加藤茶、それと内藤洋子。
だが加藤茶は失踪しており、代わりに植木等が捜索しながら、社員として働き出世もしていく。
便器の会社専務に浜美枝。

先ずソープ嬢に見初められてポン引きをする。
ここでトップレスがあるんだよね。今までシリーズでオッパイが直に出ることは無かったのに。

シロウトのモデルを起用して便器の広告をヒットさせる。このモデル役に、この時期によく登板している小山ルミ。演技上手い。しかも僕の浜美枝にちょっと似てて可愛い。
因みに撮影スタジオのロケ地は、スペル星人の基地でお馴染みの百窓ビルだ。
あとカメラマン役に谷啓。

株主総会を切り抜け植木等が社長になるが、加藤茶が見つかるので退任。代わりに加藤茶を社長に収める。
植木等は田舎にかえり教師に戻るが、浜美枝は追いかけて嫁になりに来る。
ええ?このラストは良いのかなあ?せっかく守った会社を簡単に捨てちゃうの?
ウーマンリブなどを盛り込んだ内容だったのに、最後にひっくり返しちゃった。うーん。
私が苦手とする映画は、

「長いの」(120分超えとか)
「暗いの」(人が死ぬとか)
「真面目なの」(お涙頂戴とか)

…なんですが、まあこれだったらその真逆っぽいからいいかなと思い(本当は単にHDD整理の一環なんですが)、見てみることにしました(^^;)

でもね、確かに「短い」「明るい」作品なんですが、決して「不真面目」ではなかったんです。何でしょう、植木等とかチャップリンとか根がきっと真面目なんじゃないんでしょうか。コメディなんだけど、何か「生真面目」「クソ真面目」なものを感じてしまうのです。正直、ちょっと押しつけがましいというか、根っから「不真面目」な私には面倒臭くてたまりません(´-ω-`)スマンネ
一連のクレイジー映画のような品のよさはなく、女性の裸や下ネタに違和感があるものの、末期の頃の作品にしては「日本一シリーズ」としてまだ成立しているところが救い。

時代は刻々と、クレイジー・キャッツからドリフターズにシフトしていったのである。
のん

のんの感想・評価

3.0

無責任男というパターンを変えて、他人のことまで責任を持たなければ気がすまない性格の東北地方の高校教師を植木等が演じる。
暇な時にテキトーに観るような映画だと思ってます。

植木等ものだけど、個人的には加藤茶メインで鑑賞。

大好きだったんです、カトチャ。

クレイジーキャッツはリアルではほとんど知らないけど、ドリフターズは、「全員集合!」で観てました♪
子供心にカトチャのお嫁さんになりたかった(笑)
今度の植木等は東北訛りの高校教師!しかしひょんなことから東京の大手陶器メーカーでサラリーマン生活を送ることに…。

何よりもシリーズ末期を感じさせるのはトップレスを解禁していること。クレージー映画はどこまでも陽気で明るく、そして健全であって欲しいという思いがあったので、一線を越えないと観客が入らないレベルにまで堕ちてしまったのか…と残念な気持ちになりました。
ストーリーも、一番のクライマックスになり得る株主総会でのピンチをあっさりクリアしてしまうなど、盛り上がりに欠ける出来でした。
Kumonohate

Kumonohateの感想・評価

3.5
それなりに楽しめる作品ではあるが、もはや、高度経済成長期における「日本一シリーズ」のような、パワーも熱気も無い。植木等のセリフからも、あのテンポの良いスピード感が消え失せている。だが、意識的にセリフをゆっくり喋っているワケでは無かろう。イケイケドンドンの時代が終わり、全体的に日本人のしゃべる速度がテンポ・ダウンしたのだと思う。だとしたら、時代の空気というものは強力だ。創造行為はその影響から逃れることができない。特にエンタメ作品において、その傾向は顕著なのだろう。
加藤茶が準主役だし、今までのクレージー、植木等らしさが全然なくてがっかり。前作から東宝制作ではなくなって、今作では監督も変わって。あとの2本もドリフ型の下品なお笑いでつまらないらしい。クレージーからドリフへという歴史を感じました。