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エターナル・サンシャインのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
4.0
Eternal Sunshine of the Spotless Mind:ミシェル・ゴンドリー監督、原案、チャーリー・カウフマン脚本、原案、製作総指揮、ピエール・ビスマス原案、ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルスティン・ダンスト、マーク・ラファロ、トム・ウィルキンソン出演、ジョン・ブライオン音楽、エレン・クラス撮影、2004年作品。「記憶除去手術」を受けた男女を主人公として、記憶と恋愛の物語。

何回か観ているが、久しぶりの鑑賞。けっこう捻りがあって記憶を断片的に観せていく展開。初見はアイデアとして斬新で面白いものの、絶好のロケ映像が観れるわけでもなく、捻られた展開に付いていくのがしんどくも感じた。今回観直して改めてオリジナリティがあり、恋愛の楽しい面だけでなく苦難も巧く描かれていて面白味を感じることが出来た。回想の悪夢のような幻想的なシーンの意味するものも感じられた気がした。

「忘却なくして前進は無い」というセリフが劇中にあるが、頷けるものもあると思う。ただ記憶除去されても似たようなことを繰り返し、前回とは少しだけ違うというニュアンスも感じられたので良かったと思う。実際には記憶の意図した部分的除去なんて不可能であろう不思議な世界を堪能したのかも知れない。2人の微妙な表情の変化も含めて初見よりは随分楽しめたと思う(笑)
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