じょうパン

エターナル・サンシャインのじょうパンのレビュー・感想・評価

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)
4.1
恋愛という事だけを頭に入れて観たらたまたまバレンタインの日の出来事でした。ほぼバレンタイン関係なかったww
最初意味わからなすぎで面白くなかったけど、ラスト20分で前半の退屈な部分を吹っ飛ばしてくれるくらい面白かったです。

◻️脚本
もしも記憶を消せる世界があったらという感じの設定でしたが、少し記憶を消せる世界の設定だという事が分かりづらかったです。隣人の手紙のカットがありましたが、あのワンカットだけでは彼が記憶を消したということが個人的には一瞬で理解できませんでした。その前に記憶を消せるクリニックの看板を主人公が眺めているとかそういうのか少し欲しかったです。
時系列が少し入り組んでいるが面白かったです。おそらく123という脚本の順番だったら映像では312という感じでした。また1の部分が夢の中なので、その中でも時系列があるとするなら321という順番でした。少しノーラン監督のような感じで好きでした。
パトリックが車の窓を叩いて声をかけるシーンの後にジョエルの泣いているシーンに変わるのが、2回目観たら理解はできますが1回目では全然違和感を感じなくて、夢のシーンのバーベキューパーティの所で初めて違和感を持つというどんでん返し的な要素がめちゃくちゃ良かった。またサブストーリーである、メアリと委員長の関係の事もどんでん返し的な要素があったので良かった。
最初は喧嘩して記憶を消した2人だったが、結局は記憶を消してもまた再開するのが運命的というかそういうもの感じれて、最後の最後まで喧嘩するけど暖かいというかそんな気持ちになれました。

◻️映像
夢の中でのシーンごとの切り替わりがスムーズで映像に引き込まれました。CGなんやろうけど一瞬にしてあんな場所を変える編集をしていて違和感を感じなかった。

◻️まとめ
前半は「これどこが面白いんや?」と思っていましたが、後半からの畳み掛けで圧倒されました。恋愛映画なんやけど、時系列というかそういうもので魅せてくる恋愛映画は初めてだったので新鮮で面白かった。

2024年 15本目
じょうパン

じょうパン