言語も宗教も異なる4人の高校生がタレンタイムという学校の音楽コンクールを機に交流と心を交わす様子を紡いだ、今は亡きヤスミン・アフマド監督の最高傑作と名高い作品
めっちゃ素敵な作品...
言語や宗教や病気といった多くの問題を
扱っているものの、作中に溢れる
大いなる優しさに胸がほっこり温まった
『Just One Boy』や『Angel』といった
素敵な曲が沢山詰まっていて、
特にラストシーンで母を亡くした
ハフィズが歌う『I Go』はめっちゃ感動
これはサントラが欲しくなっちゃう
物語の主人公であるマヘシュが
聴覚障害者ってことに全然気付かなくて、
それまでもかっこよくて素朴ないい子やと
思ってたけど、それを知ってからは
マヘシュの素敵な人間性がより輝いて映った
マヘシュ、ムルー、ハフィズ、カーホウ以外も
登場する全ての人物が優しいところも素敵
様々な人物の恋愛や家族愛や友情といった、
たくさんの人の想いが描かれていて、
その想いは世界共通なんやと胸が温かくなった
マレーシアの映画を観たのは初めてやけど、
この作品だけでもマレーシアという
国について得れることが多かった
多言語、多民族国家であるが故の
宗教や言語の問題も考えさせられる
「苦しい時こそ 人は輝く」