タマル

ベスト・キッドのタマルのレビュー・感想・評価

ベスト・キッド(1984年製作の映画)
2.0
昭和感溢れるモブ君の名セリフ集。

「喉乾いたなー。ぬるっこいジュースいるか?」

「チョイと冷やかしにいってみるか!」

「どうしたんだジョニー! ツッパリのNO.1が!」

「やめとけよ。あの子は山の手だぜ! 金持ちって意味さ。」

アクロバティックな翻訳はやめてったらやめてよ!!

以下、レビュー。


あー、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい。
こういう青春映画は恥ずかし過ぎて精神衛生上良くないのです。顔から火が出そうだよ(死語)。

そもそも私が『ベストキッド』に入ったのはリメイク版からでした。つまり基本プロットはある程度わかった状態で今作を鑑賞したわけなのですが、私的にはこちらの方がそんなに好きになれませんでした。
端的に言うと、アクションが緩くて恋愛要素がくどいという印象。恋愛要素は元々苦手なのでしょうがないのですが、アクション要素はもっとスピーディなバトルが欲しかったです。映画の白眉である修行の件に関しても、「ベストキッド」以後の修行表現へのリテラシーがあるので、特別の感慨もなく、なんならくどいなぁみたいな感想を受けやした。アクション映画としてはハッキリ言って楽しめませんでした。

あとこれは個人的な話なのですが、宮城さんが私の親戚の親父の姿と被ってしまい、嫌悪感を抱いてしまった点もマイナスに働きました。宮城さんの顔テカりばかりに目がいってしまい、集中できませんでした。

そもそも宮城さんがコブラ師範より優ってるという確信をイマイチ持てなかったのが、師弟もの映画鑑賞としては致命的だったと思います。
個人的にはリメイク版の方がオススメです。
タマル

タマル