痛快ミュージカルコメディー！
最初から最後まであっという間だった。
それぐらい笑っぱなし。
ストーリーもしっかりとしており、最後のシーンではグッときて涙が溢れてしまった。
さすがミュージカル映画、ミュージカルとして大成しているからこそハズレがない。
主人公トレイシーの超ポジティブシンキングはすごく憧れを抱いてしまう。
彼女を取り巻く彼女や仲間達のキャラもそれぞれ引き立っており、これも最後まで飽きることなく楽しめる要因の一つだろう。
何よりもあのジョン・トラボルタが女装・巨大化して出演していることにビックリした。笑
ただ楽しいだけの作品ではない。
1962年当時未だ黒人差別の風潮が色濃く残るメリーランド州ボルチモアで、差別に屈さず闘うシーンなど、人種差別問題にもフィーチャーし提起するこの作品の奥深さを垣間見ることができた。
何よりもこの作品で表現されている黒人達の考え方に、僕は胸を打たれた。
元気になりたい時、きっと何度も見返すだろう。
”People who are different. Their time is coming.”
「“人と違ってる”のがいいことなの。」
