くずみ

みれんのくずみのレビュー・感想・評価

みれん(1963年製作の映画)
3.5
自分の悪さを自覚して生きるヒロイン池内淳子。妻の気配がウザいのは誰のせいでもない。岸田今日子から中谷昇へのリレーに笑う。ぽや〜んとした仲代達矢が不憫。全てを察しながらにこやかに近所付き合いをする、乙羽信子が一番恐い。この人を腹割って話せる女友達ポジに出来ていたら、別の未来もあっただろうに。

物思いにふける姿や深刻な会話の背後で、関係ない事象がわちゃわちゃ進む、突き放した描写。本郷や湘南など、ロケ主体でよい。
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