ぬーこ

フェリーニの道化師のぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

フェリーニの道化師(1970年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

  
語りがフェリーニ、本人も出てくる
半分以上はドキュメンタリー
フェリーニが子供の頃、まだサーカスが人々の心を捉え大盛況していた。その時のゆかりの人物にインタビューして回る。

サーカスで道化師同士がふざけてるの見てると、落語の与太郎もの思い出す。ふざけやちょちとお馬鹿な人って皆を和ませるよね。あとドリフっぽい。ドリフってセット使って壁ぶち抜いたり飛んだり、サーカスみたいだったな。

小さい頃は道化師の白い化粧と赤い線が怖かったな。コルロフォビアって言うらしい。

終盤のピエロ達が暴れまわって、爆発して、消防署来て、大砲うなって、吹き流しみたいのがドサっと落ちてくるとこ、見入った。

ラストは一転し、サーカスがピエロがだんだんと消えていく、死んでいく切なさがあった。緩急の勝利。

道化師は私を恐怖させた
彼らは私に田舎の奇妙な人たちを思い出させる。
畑で下ネタを言い続ける老人、修道院と精神病院を行き来する尼、ムッソリーニの演説を暗記している傷痍軍人 

たくさんの道化師達が出てくるシーン、カメラを左右に振りながらアップしたり下がったり面白い


2021.6
ぬーこ

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