青の

マッチ工場の少女の青ののレビュー・感想・評価

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)
3.5
【彼女の革命…?】

工場の雰囲気や車、ファッション。そしてTVニュースの内容から時代は1989年頃か。
すなわち、天安門事件にベルリンの壁崩壊。

序盤からして、彼女の居場所=抑圧された社会=両親の存在=新世界への期待=裏切り…をイメージした陰鬱とした日常系か?
なんて先読みをしそうになる。

ん?違う?
いや、そのまま?

とにかく終盤のスピード感はエグい。
爽快感すらある。
小規模な作品だし、意外に見やすい。
セリフ少なめでいながら状況説明は分かりやすい。
オススメです。
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