『レニングラード・カウボーイズ~』『枯れ葉』を見て期待値が高まりまくった後の夜に見たこちらの作品で、気持ちはどん底まで落ちてしまいました笑
最初から最後まで救い無し。いつものそれでも観客を笑わせてくれるユーモアもなりをひそめているようで。世界のどこかにある冷酷で残酷な現実を、ありのままスクリーン(モニターでの視聴でしたが)ごしに叩きつけてくる感じで、つめたーい気持ちにさせられました。
また、随所に文化大革命時のニュース映像が差しはさまれているのもあって、監督としての気持ちも、当時かなり落ちていたのかなと想像されます。
イリスを演じるカティ・オウティネンのどこか悲壮感のある表情も、演技力として素晴らしいですが、やっぱり救いが欲しかったというか。。。