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甘い生活のCinemanのレビュー・感想・評価

甘い生活(1959年製作の映画)
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大学時代に、大学図書館のちっちゃな画面と睨めっこで見たマストロヤンニ作品の一つ。
考えたら「女の都」なんかもあって下手なレンタル屋よりいい品揃えだったなあ。
その時は途中まで...

改めてオープニングから、ぐわっと好奇心を鷲掴みにされるシネマティックで大胆なエピソード。
『81/2』のシュールレアリスムにも通ずるような...アヴァンギャルドだけど、どこかノスタルジックやコメディを感じるので田舎的で優しい感じ。
好きだなあ。どうりで『ベルリン・天使の詩』なんかもどうにも好きだもんなあ。

ローマの休日が53年か。
当然ロケーションがかぶるんだけど、アメリカから見た異国情緒のローマと、都市生活のローマ。
考えたらイタリアだって敗戦国なわけで。
この年は日本では、小津が「おはよう」とか「浮草」撮ってたんだなあ...
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