電気羊

スクリーマーズの電気羊のレビュー・感想・評価

スクリーマーズ(1996年製作の映画)
4.2
流石、俺の尊敬するフィリップ・K・ディックが原作だけあって面白かった。ロボコップ=ピーター・ウェラーも出てるしね。

遥かなる未来。とある惑星において新しいエネルギー原石が発見される。
そのエネルギー原石を独占しようとする企業と地球政府において、惑星上で戦争が勃発する。
地球政府側は、企業側を降伏させるべく味方の付けたブレスレットには敵対行動を起こさない地中をモグラのように進むノコギリ型の自動殺人マシーン「スクリーマーズ」を投入する。

惑星で戦い続ける地球政府側の司令官を務める主人公は、他の惑星で新しいエネルギー原石が発見されたため、惑星での戦争が無意味になったニュースを知る。
司令官は、もはや戦争が無意味になったことを企業側に伝え和平を申しで
るため、部下を一人連れて企業側の基地へ向かう。
その途中、幼い少年を救出し同行することにするが、少年は企業側の戦士により射殺されるのだが。
少年の死体を検分した主人公は、それが人間ではなくマシーンボディの進化したスクリーマーズの3型であった。
スクリーマーズは暴走し、進化増殖するマシーン生命体となっていた。

企業側の本部へ辿り着いた主人公は、そこで生き残っていた女性兵士を含む3人の企業側戦士にもう戦争に意味がないことを告げ、司令本部へと同行していく。
スクリーマーズ1型と3型の襲撃を受けた一行は銃撃の果てに通信機器を破壊してしまうが、のこりの端末からスクリーマーズには正体不明の2型も存在しているこ都が判明する。

一行の中にスクリーマーズ2型が紛れている疑心暗鬼に捕らわれながらも元の地球本部へ帰還するが、基地の隊員は皆殺しにされスクリーマーズ1型と3型に占領されていた。
司令官と部下は基地に残されていた小型原子爆弾で基地を爆破スクリーマーズの掃討に成功する。
敵を殲滅したかと思われた翌日、一向に紛れていたスクリーマーズ2型(負傷兵)により主人公の部下は殺害、主人公はロケットランチャーで2型を破壊する。

残された主人公と女兵士は、秘密裏にされていた地球帰還シャトルの場所へと向かうが、その前にお互いの手掌部をナイフで切り、出血することで人間であることを証明する。

シャトルの発射場にたどり着き発進15分前になって、突如現れた改良2型スクリーマーズの襲撃を受けるが、主人公は何とか撃退。これでようやくシャトルを発信できると思われた瞬間。女兵士と全く同じ顔をしたスクリーマーズ4型が登場する。
女兵士も実はスクリーマーズだったのだ。女兵士同士の戦いにより両者倒れる。主人公は自分が愛した女兵士に対して、君は愛することを学んだと告げシャトルに乗り込み地球へと向かう。

シャトル内で腕のブレスレットを外して投げ去った先には3型の持っていた熊のぬいぐるみが置かれていたのだが…静かにうごきだすぬいぐるみ。
主人公はそれに気が付かず地球へと向かう。

うーん。面白い!やっぱフィリップ・K・ディックは天才だわ。
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