マッサージ屋2号店

トガニ 幼き瞳の告発のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)
4.0
ムジンにある聴覚障害者学校に赴任してきた美術教師のカン・イノ(コン・ユ)。
赴任早々5000万ウォンを学校に払うように請求され疑問に思い始める。
直後教師から生徒への暴行の現場を目撃し、日常的に虐待が行われている事を知ったイノは・・・。

実話ベースな作品。

児童への虐待、障害者施設と日本でも時々ニュースで耳にする話。
そんな生々しいものを映画としてでも見ると本当にゾッとする。
しかも描写がリアルでかなり気持ち悪くなりましたね。

しかも告発しようにも学校関係者と警察がグルになっていて八方塞がり。
それでも人権センターで働く女性とともに教師が告発して裁判に持っていく流れなのですが、その妨害の仕方が非常に腹立たしいというか…。

この生徒役をやった子達も相当凄いと思う。
韓国映画で子役に結構キツイ事させるのを見ますけど、ちょっと今の日本では難しいでしょうね。

この映画がきっかけで実際の事件が再検証され加害者達にそれなりの罪を課したとの事。
じゃないと他人事ながら怒りが収まらない締めですからね。
逆に後日談を知って映画の力を感じました。