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首都消失のbibliophageのレビュー・感想・評価

首都消失(1987年製作の映画)
3.2
ストーリーは単純。東京近郊がなぜだかすべてを閉ざす雲に覆われ、外界と遮断されてします。その外側でこの雲を打ち破ろうとする研究者、テレビ局のキャスターの話。蠱毒 ミートボールマシンの逆パターン。

政府機関を失った中で、いかに難局を乗り越えるか、って話は薄い。シン・ゴジラを見た後だと物足らない。ひたすら渡瀬恒彦演じる科学者と、名取裕子演じるキャスターを軸に展開する。ちょっとウルトラQが入ってる。両者とも家族が東京に居て、安否を心配している。

今更ながら丹波哲郎の存在感と大滝秀治の演技って下手うまだなと楽しめれば良いと思う。

小松左京の原作は確か短編。落ちは婦人が庭に落とした指輪を拾うところで終わる。ちなみになんの説明も無し。
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