足らんティーノ

劔岳 撮影の記 標高3000メートル、激闘の873日の足らんティーノのレビュー・感想・評価

4.5
「この映画ってさ、この現場と同じなんだよ。そういうことだよ」

新田次郎が原作の『劔岳 点の記』を、木村大作監督がデビュー作として映画化した同名映画のメイキングムービー、そしてドキュメントであり、映画だ。

半世紀のキャリアを持つ映画カメラマンの木村大作が50本目の映画にして初の監督をした『劔岳 点の記』は大好きな登山映画のなかでも特に好き映画。
日本で最も過酷な山である劔岳を数年にわたり何度も何度も上り下りして撮った映画は、その過程も映画だった。

本編をもう一度、いや、何度でも観たい。

2021-3
足らんティーノ

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