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トゥルー・クライムのkojikojiのレビュー・感想・評価

トゥルー・クライム(1999年製作の映画)
3.9
No.1590
2024.01.20視聴
クリント・イーストウッドー49(1999年作)
21/70

⚫︎トゥルークライム (英語: True crime) とは、実際に起こった犯罪を扱う文学、映画、テレビドラマを意味する言葉である。(Wikipedia)

ということは、これは実話⁉️
信じられないぐらいのすごいドラマだ。

イーストウッドは何て面白い映画を作るんだろう。
死刑執行の日、新聞記者が冤罪をひっくり返す。
よくあるパターンも、流石に死刑執行の直前の逆転劇は観たことがない。
これに挑むのはダーティーハリーを記者にしたような男。
ただ記者だけに、浮気はするは、酒には溺れるは、社会の汚濁の中にズッポリとはまっている。

映画の始まりは、ベテラン記者が同僚の若い記者を誘惑しているシーンから。
歳をとってもイーストウッドはこんなことができるんだと感心して観ていたが、彼女は、「こんなのはダメ」と言って、サッサと帰って行った。こちらまで「あれーッ」っという感じだ。
ところがその彼女が、帰りの道で事故に遭い即死する。それは死のカーブと言われるている場所だった。

彼女の死も、彼女の死んだ場所もこのドラマの重要な鍵となる。
ベテラン記者エベレット(イーストウッド)は、交通事故死した彼女の仕事を引き継ぎ、死刑執行を目前に控えた囚人ビーチャムの取材を行なうことになる。
エベレットは自慢の「鼻」で、ビーチャムの無実を確信する。彼は刑が執行されるまでの残り少ない時間の中で真相を暴こうと奔走するのだが……。

残された時間が時間だけに、緊迫感は半端ではない。
これまで彼のスクープを支えてきた自慢の鼻もかなり鈍ってきている。しかも、彼の夫婦仲は解体寸前。ドラマの最初から最後まで、妻娘との仲で苦悩している。

さて絶対絶命のこのピンチ、どうやってビーチャムを救うのか?
いい加減な救出ではない
「あーっ、なるほど!」と最後は納得の事件解決。それは一体何か、お楽しみに!


でも、出来過ぎかなぁ…
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