鍋山和弥

チャーリーズ・エンジェル フルスロットルの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『善』側だった、元『チャーリーズ・エンジェル』が、犯罪者側の、『悪』に落ちたパターン。できれば、『悪』側に、落ちた原因を、もっと、丁寧に、描いて欲しかった。まあ、何にしろ、『善』と『悪』は、紙一重と言うことだろう。『ディラン』の過去もそう。『ディラン』の場合、逆だが、・・・・。不良少女だった、『ディラン』が、証人保護プログラムを経て、『チャーリーズ・エンジェル』となった。やはり、『善』と『悪』は、紙一重。まあ、不良少女を、単純に、『悪』と呼ぶのも、良くないが、・・・・。人が、グレるのには、理由が、あるし、ホントは、『善』の心が、あったからこそ、不良少女から、『チャーリーズ・エンジェル』の、一員となった。不良だからと、差別するのも、良くないですね。意外と、グレたことがある人の方が、優しいとは、言いますしね。単純な、『善』よりも、『悪』を知ったことのある『善』の方が、より逞しく、強く、揺るぎない『善』なのだと思います。世の中、シロクロはっきりした『善』と『悪』ではなく、『灰色』なのです。『悪』を、知ることなく、『正義』を、掲げる者は、逆に、脆く、危険というのが、僕の経験上の、論理です。そんな『善』は、少しの『悪』も、許さないから、優しいとは、言えないですね。世の中、案外、強すぎる『正義感』は、持たない方がいい。少し、ズルさが、あるぐらいで、丁度いいのです。
鍋山和弥

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