ゴン吉

眠狂四郎 人肌蜘蛛のゴン吉のレビュー・感想・評価

眠狂四郎 人肌蜘蛛(1968年製作の映画)
3.9
円月殺法を得意とする浪人剣士の活躍を描いた時代劇「眠狂四郎」シリーズ第11弾。
市川雷蔵が主演、緑魔子がヒロインを演じ、三条魔子、三木本賀代、川津祐介らが共演。
原作は柴田錬三郎の小説。 

眠狂四郎(市川雷蔵)は母の墓参のために甲府を訪れるが、そこでは将軍家斉の妾が生んだ土門家武、紫(緑魔子)の兄妹が領民を弓の的にして楽しんでいた。
狂四郎は自分と同じ境遇の黒ミサの子として生まれた青年の代わりに紫の慰めとして土門の鬼館へ出向く。その後、土門家武の毒矢に狙われ、さすがの狂四郎も倒れてしまう.....

色と欲が蠢く土門の鬼館で、領民が虫けらのようになぶり殺しにされていく。黒ミサの子である青年は目を潰されたうえ、殺されてしまう。土門家武はもとより様々な女刺客がニヒルな狂四郎の命を狙う。
緑魔子が狂気の悪姫を好演している。
最後はストロボ撮影による派手な演出の円月殺法で決めてくれます。
「この世の名残に円月殺法をご覧に入れよう」 

2023.4 BS12で鑑賞
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