ブルース生誕100周年記念に、マーティン・スコセッシ総指揮のもと、7本のブルース・ドキュメンタリーが撮られた(the blues movie project)。そのうちの1本が本作。監督はマイク・フィギス。
テーマは、UKロックのルーツであるブルース。
あんまり詳しくない私でもニマニマしちゃった(*゚∀゚)=3
WW2後、50'sイギリスのジャズやブルース・ブーム世代の方々にインタビューしたもので、私でも知ってるエリック・クラプトンにジェフ・ベック、アメリカの偉大な黒人ブルースギタリストB・B・キング(2015年5月に他界)、エリック・バードン(アニマルズのボーカルの)などなど、とにかく素晴らしい生き証人の方々に、当時のことを尋ねていく。そして、アメリカからイギリスへ渡り、ブルースを広めた黒人ミュージシャンの方々のことを、みな懐かしそうに熱く語ってくださる。
ジャズを変えた異端児ケン・コリヤーから始まり、ミシシッピのホラ吹きブルースマン、ビッグ・ビル・ブルーンジー、エレキギターが強烈な黒人シスター・ロゼッタ・サープetc…。
皆様の素敵なお話と、生々しい音色の数々にとにかく私はうっとりするばかり…。かっこいい〜(*´-`*)
50's後半〜60'sに花開くブリティッシュ・ロックの基盤は、アメリカから輸入した黒人文化にあった。それをまたアメリカへ広め、ロックブーム再噴のキッカケを作ったのは俺たちイギリス人だ!ブルース最高!
そんな感じのドキュメンタリーでした。なので、皆様ご存知ビートルズやローリングストーンズは、本当にラスト一瞬しか取り上げられません。主役はあくまで黒人音楽なので。個人的には60's以降のことも聞きたかったな…(´・・`)
とにかくUKロック好きは見るべし。そうじゃない人も見るべし。