2/3ほどは面白かったのですが、老婆たちの当初の目的である、村を襲う、ということから彼女たちの行動がかけ離れてしまい、物足りない最後になってしまったのが残念です。村人たちの運命、カユのその後などを予見させる終わり方だったらもっと満足感をえられたでしょう。
強い意志と使命に燃えている、年齢の割には体力も気力もある老婆たちが、太平洋戦争中の竹槍訓練のようなものではなく、もっと知恵と計画性と戦略に基づいた訓練を行っていたら、何事もうまくいったのでは？老婆たちをどうせならもっと逞しく賢く描いてほしかったです。期待していたカユも、熊と対峙する目標を掲げていたのに、逃げるだけ？（その行動が偶然にも副産物を産んだものの）キャストが豪華な美しい大女優たちであり見応えがある分残念です。
