デンデラの作品情報・感想・評価

「デンデラ」に投稿された感想・評価

MiYA

MiYAの感想・評価

3.3
雪深き山奥に捨てられた老婆たちの話。

彼女たちは何のために生きるのか。ユートピアを作りたいのか。捨てた男たちに復讐したいのか。それらがこんがらがったまま、最終的には老婆たちは自分たちを守るためにクマと戦う。「流れ星銀牙」の老婆バージョンかw なかなか絵的にも面白いですよ。

いままでのイメージをかなぐり捨てた浅丘ルリ子の演技が素晴らしい。
はけ

はけの感想・評価

3.0
次に観る映画を調べて回ってるときに、人のレビューを読んで絶対観なくてはならん!
という圧倒的な強迫観念にとらわれ、観たくて観たくて仕方なくてビデオパスの無料期間が残ってるのにU-NEXTに登録して視聴。

だってヒグマvsババア50人ですよ?
マイクタイソンvsおまえら10人みたいな、とりあえずどう転んでも面白いからやらせろみたいな。
死人とか怪我人? 出ないと盛り上がらないだろw
みたいな感覚を元に作られてるわけじゃないですか。
どう考えても面白いに違いない。

もう本当に楽しみで楽しみで、見始めたらこれでもかと要素を詰め込んだ、キャラが立ったババア達の紹介ですよ。
姥捨からたった一人生き延び、村への復讐に燃える100才のデンデラの創始者とか、家族を皆殺しにされ片目を潰され慰み者として生きることを強要されたババアとか、期待していなかったババアサイドの選手層の厚さもアピールされるわけです。

ババア達は自分達を捨てた村への復讐のため、日々厳しくはなさそうな戦闘訓練も積んでおり、精神的な面で戦えなくなるということもなさそうです。
それどころか、全員が「襲ってくるならクマぶっ殺す」という強烈なモチベーションを持っています。

ババアサイドの選手紹介が終わったところで、熊サイドの紹介です。
「子連れの穴持たず」。
でたー!
熊のキケン度を表す言葉としては、これ以上ないワード二つを惜しげも無く同時に冠した、モストデンジャラスクマ!
試合前からの盛り上がりに興奮もひとしおなわけですよ。

さあ中盤、いよいよ試合開始!
着ぐるみの熊選手の入場です!
って、あれ…?

観始めて数分までが一番楽しかったなあ…




以下ネタバレ





いや、着ぐるみ感とかはまだ許せるんですが、ババアの待ち伏せ攻撃がいきなり近接打撃だったり、(せめて刺突だろ)ババアがファンタジーレベルに頑丈だったりが気になりました。
転んだだけで骨折する高齢者が、山を滑落したりクマに吹っ飛ばされても、見える外傷が無ければ無傷とかも、なんのためにこの設定にしたのかと問いたい。

まあそれもいいんですけど、試合開始前にババアサイドの戦力削られていくのがとても残念でした。
最後への伏線というか、準備でしかたないんでしょうが。

ラスト、村に行くのもすぐ予想ついたし、それなら作中、「強い村は襲わない」と言ったセリフがなんだったのかと。
あと村もあまりに入り口すぎて、あの後計算通りに両者がぶつかったのか甚だ疑問。
雪山一つをクマに追われながら駆け下りるとかも、若者でも嘘くさく見える程の体力だし。

自分としては、雪崩とか萎える要素は入れず、村を襲いに行ったら既に村が壊滅していた!
村を滅ぼした化け物クマに、ババアがどう立ち向かうか、とかにして欲しかった。
とにかくクマvsババア50人を、双方万全の状態で見たかった。
(おれはなにを言っているんだ)

期待していた分だけすごく惜しい。
メイちゃんだけはキャラ立ちすぎて良かったなあ。
あまりにキャラが強くて、いつどう劇的に死ぬんだろうとしか見れなかったけど。
これは予告が全部悪い!!予告見た限りでは村の食いぶちを減らす為に歳くって動けなくなったばあちゃん達を雪山に捨ててくる姥捨山のお話で、過酷な大自然の中でばあちゃん達が逞しく生きていくヒューマンドラマって感じで全く興味をそそられないんだけど、フタを開けてみればババア50人vsクマの超絶死闘映画だったよ!!次々とクマにボロ雑巾のように惨殺されていくババア達。逆にババアごとクマを殺せと言わんばかりにクマ相手に相打ち自爆を狙っていくババア達。こんな激アツなクマ映画見たことねえよ!!

そんな勇猛果敢なババアの中のババアことメイさん(100歳)がホント素晴らしい。自分たちを捨てた村の男どもの脳天カチ割ってションベンぶっかけてやると復讐心に燃えるメイさん(100歳)。クマの生首を天にかかげてクマの生き血を飲むメイさん(100歳)。迫り来る雪崩を前に仁王立ちして「オレを潰せるもんなら潰してみろおおおおおお!!!」と叫ぶメイさん(100歳)。なんかもうこれからの日本の高齢化社会も大丈夫なんじゃないかとすら思えてきますわ…。

ここに私の中のベストクマ映画とベストババア映画が決定してしまいました!!今までは体裁的にベストクマ映画にレヴェナントを挙げてたんだけどアレ別にクマ映画ってワケじゃないしなあ(クマが原因の一端とはいえプリオのリベンジ映画だしそもそもクマの出番2分くらいしかないし)。まあベストクマ映画の次点がグリズリーパークな時点でいろいろお察しくださいませ…。
JambooM

JambooMの感想・評価

3.1
原作未読。
発想がおもしろく、画が綺麗なだけに、もったいなく感じる。
凄惨なリアルに行くか、ぶっ飛んだ痛快活劇に振るか、どちらかに振り切った展開を期待した。
しゃぬ

しゃぬの感想・評価

3.0
衝撃とはまさにこの事。なんという設定!村から捨てられた老婆たち。村には怒りしか感じていない。最後に熊を打ち込むが、爽快感がない。それがこの作品。
冬の雪山の寒さは異常。そこで生きる知恵は老婆たちのもの。
凪

凪の感想・評価

3.5
カメラワークがちょいちょい気になる笑
倍賞さんかっこよかった〜

このレビューはネタバレを含みます

 
 
 
 
 
自宅にて鑑賞。父今村昌平の『楢山節考('83)』の後日談を長男天願大介が脚本・監督した作品。社会性と自然の厳しさをドラマチックに描くロケーション抜群の画面は美しく切取られている。女優陣も流石の演技。アップの画像が多い熊も着ぐるみが気にならない程度、頑張っていた。浅丘ルリ子演じる“斎藤カユ”があっさり敗北を認めるラストはアッケラッカンとした潔さと共に多少の物足りなさも残ってしまう。ただ土臭い美しい画面とベテラン女優達のナチュラル老メイクや迫力と説得力のある演技の数々は一見の価値有り。75/100点。

・佐藤友哉の原作は未読だが、タイトルの“デンデラ”とは遠野地方(岩手)で「墓」を指す方言から来ていると思われる。

・鑑賞日:2012年4月28日
★☆ 某サイトより転載 ☆★
 
 
 
雀

雀の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

2015:10:15
★★☆☆☆  サバイバル生活といえど山の中なのだから、映像美を意識した撮り方がもっと可能だったと思うのだけれど……。映像美があれば人間含む自然の残酷さと崇高さが表現できたはずと思う。
羆の作り物感が半端ない。スプラッタは控え目で、老婆女優たちの肌艶がよく、思ってたより絵面は綺麗め。

原作通りならラストは浅岡るり子の全裸のはずだけど、キャストの時点で分かってたけれど当然やっぱり別エンド。もう少し原作よりで老廃物、汚物感あったら大好物で候。
eiganoTOKO

eiganoTOKOの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後は失速したけど、テーマがめっちゃいい。前半が特に面白い。デンデラ女子会やりたい。
70越えたばあさま達が、自作の弓やら槍やらオラオラ〜!復習じゃ〜!熊狩りじゃ〜!下ネタじゃ〜!って最高じゃん
マッドマックスの走り屋ばあちゃんのようだ。
でんでらコミュニティ、大変そうだけど、生きてる!って感じする。
ばあさんの知恵袋ハンパねえ。

エグい殺され方してるから、熊が偽物でもそんなに気にならないし、ばあちゃんたちが雪にまみれて走り回ってるの、大変そうである意味ハラハラした。

熊を利用した復讐で、勝ったのか負けたのか、わからないエンディングも、深いいい。年寄りも大切にな!!!
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