オプティマス

危険な遊びのオプティマスのネタバレレビュー・内容・結末

危険な遊び(1993年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

危険な遊びはイライジャ・ウッドとマコーレ・カルキンのダブル主演であるサイコスリラーと言うべきでしょうか。オープニングをみて感動的な作品かと思ったら全然違いました。エスターっぽいのかなと思っているとただ良心の感情が欠如している子供の話です。
承認の欲求の1つして相手に見てもらいたいと思い悪さしているなら理解出来ますが、そもそも感情が欠如しているため相手を翻弄し騙す、しまいには殺害を企てるなどサイコっぷりが発揮されていました。子どもっぽい行動も全て演技でイライジャ・ウッドを出し抜くためと考えるとこんな子どもいるか?と思ってしまうほど。まさか大人を殺そうとするとは…しかも最後の最後までサイコ少年のままだったので、結局ヘンリーの事がわからなかったままで謎で終わった気がします。結構ぶっ飛んだ事をやり始めるので飲み込みづらい描写もありましたが、そのマコーレ・カルキンの演技は信じられないほど上手いです。子どもにこんな演技ができるのかと思ってしまいます。
1番気になるのがこの脚本を見たまだ小学生のマコーレ・カルキンはどう思ったのでしょう。あんな演技する訳ですから真摯に向き合ったはず…
ヘンリーの行動を見る度にマコーレ・カルキンの心情が気になって仕方なかったです。演技との向き合い方なんてまだ分からない年頃だと思うので。