おだんごぱん

フットルースのおだんごぱんのネタバレレビュー・内容・結末

フットルース(1984年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「ダンスはケビンベーコンだ」と、地球人と宇宙人のハーフが言っていたので鑑賞。

80年代の音楽、ファション、車、風景。懐かしい。

「若いっていいねぇ」と目を細めたくなるような、転校生、直線道路で競争、女の子をめぐって決闘、親に反抗、喧嘩と友情。青春映画あるあるが詰まっている。とはいえ、しらけることもなく最後まで楽しめる映画だった。

踊り狂うケビンベーコン。最後のプロムでのダンスシーンもいいが、暗がりでひとり、溢れるエネルギーとやり場のない感情を発散させた、パンチの効いたダンスがとても良かった。

牧師さんの変化もいい。娘と正面衝突しながら少しずつ解れていく。本を焼くシーン、「本の中に悪魔がいるのではない、心の中に居るんだ!」のセリフに胸を打たれた。子供が火の中に本を投げ入れる場面は辛くて泣けた。

ヒロインを喰っちゃってるんじゃというくらいの母の美しさよ。夫に対する助言や議会での喝もカッコいい。

観て良かった。ピータークイルに感謝。