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カポーティのお茶のレビュー・感想・評価

カポーティ(2005年製作の映画)
4.0
殺人者であるペルーは、金脈か、親しい友人か、それとも切り離された自分の一部なのか

カポーティが、一家殺人犯の2人を題材にしたノンフィクション小説「冷血」を書くまでの6年間の話。

殺人犯としてではなく、一人の人間としてペルーを掘り下げると見えてくるもの。孤独と涙。

そして、カポーティがついた嘘。

ペルーの罪は赦されるものではないけれど、観終わった後、いつまでも消化しきれない気持ちが残る。

フィリップ・シーモア・ホフマンも、クリフトン・コリンズ・Jrも素晴らしかった!

私がトルーマン・カポーティを初めて知ったのは、グレーテルのかまどの「クリスマスフルーツケーキ」を観て。

幼い頃のカポーティが従姉妹のスックと一緒に、クリスマスのフルーツケーキを作る「クリスマスの思い出」の話が大好き✨

カポーティの本は短篇集「誕生日の子どもたち」しか読んだことがないので、他の本も読んでみたいと思った。
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