殺人者であるペルーは、金脈か、親しい友人か、それとも切り離された自分の一部なのか
カポーティが、一家殺人犯の2人を題材にしたノンフィクション小説「冷血」を書くまでの6年間の話。
殺人犯としてではなく、一人の人間としてペルーを掘り下げると見えてくるもの。孤独と涙。
そして、カポーティがついた嘘。
ペルーの罪は赦されるものではないけれど、観終わった後、いつまでも消化しきれない気持ちが残る。
フィリップ・シーモア・ホフマンも、クリフトン・コリンズ・Jrも素晴らしかった!
私がトルーマン・カポーティを初めて知ったのは、グレーテルのかまどの「クリスマスフルーツケーキ」を観て。
幼い頃のカポーティが従姉妹のスックと一緒に、クリスマスのフルーツケーキを作る「クリスマスの思い出」の話が大好き✨
カポーティの本は短篇集「誕生日の子どもたち」しか読んだことがないので、他の本も読んでみたいと思った。