本日の一本。
アクションとサスペンスがすれ違う、この時代のハリウッド映画としては中々攻めている出来栄えか。前作パトリオット・ゲームは超人的愛国者ジャック・ライアンであったが今作はその超人要素を控えめ（でもないかもしれない）にして彼よりも大きな陰謀が渦巻くストーリーになった。いうなればHALOマスターチーフのような最強主人公からCoDのキャプテンプライスのような主人公補正かかってますよ位までになった。それでも超人であることになんら変化はない。
今でこそナルコスだのなんだのと擦られまくっているアメリカVS麻薬カルテルの構図を、この時代から2時間に纏めるのは良い出来なんではないか。ドラマシリーズの方が厚みは出るだろうが、コンパクトにして初めてでも分かりやすくしている今作はここから麻薬カルテル系ドラマの入門としてそういうドラマが好きな人にオススメできる一本。（但し主人公が強いことは場合によりマイナスポイントか）
