ふみぃぃeeeee

木と市長と文化会館/または七つの偶然のふみぃぃeeeeeのレビュー・感想・評価

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ようやく1000本に到達…
もっと映画を観たいという欲は収まる気配が今のところはないし、これからも作品の感想自体は可能な限り文章として残しておきたい。
あらすじを確認してみると、濱口竜介の『悪は存在しない』と通ずるものはありそうだし、濱口本人の映画作りに関し、エリック・ロメールからの影響は多大だと公言されていただけに今作は必見だと思っていた。
ロメール映画なのに男女の話ではなく、延々と政治が語られるというのに驚きを覚えつつ、ドキュメントとしての一面もある気がして興味深い。
しっかりとコメディなのも良い。
今作のペシミストな一面を持つ教師の存在はある意味で自分自身と同義だと感じてしまった。
第一歩としての政治への興味関心と勉強すること、自分の思想、立場は明確にすること、そして何より相反するものとの対話的なコミュニケーションの重要性を10歳の少女が示していて素晴らしい。
社会に参加するという意識づけの為にも観て良かったと思った。

[2024年 88本目]
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