このレビューはネタバレを含みます
戦争って良くないよねって気持ちになる映画。
休暇をもらい一度実家に帰り、父親と友人との食事中に彼らが「優れた」戦略を説くシーンが一番印象的だった。すごく嫌な気持ちになった。
主人公も最後に撃たれて死んでしまうという結末だけ知っていたが、撃たれたあとの余韻もほとんどなくあっさりと終わってしまうのも戦争の現実という感じがした。
製作された年代から考えると当然だが、今見ると描写が単調である。ただ、それにより映画のメッセージ性は何ら損なわれていないので十分鑑賞に堪えられていると感じた。
この映画が1930年(第二次世界大戦前！)に作られているという事実と、そこから100年近く経っているのに世界から戦争が無くならないという業の深さを考えさせられた。
