垂直落下式サミング

ベオウルフの垂直落下式サミングのレビュー・感想・評価

ベオウルフ(1998年製作の映画)
2.7
砦に現れる邪悪な怪物を倒すベオウフルの話。
主人公のクリストファー・ランバートが、とらわれ断頭台に磔にされた女を救出するシーンは外連味があり、冒頭のつかみはOK。女性が手足を縛られ大の字に拘束されていると問答無用で興奮してしまう。あの装置は首を断つというより、刃が落ちてくる位置からして腹を輪切りにして内蔵と背骨を断ち切ってしまう作りなので掃除が大変だ。
登場人物の着ている服装がチグハグなので、ここだけみると中世のヨーロッパ世界なのか、法の統治が及ばない退廃した未来なのか、世界観がよくわかんない。そんな感じでよくわかんないままストーリーが進んでいって、いつもより目付きの悪いクリストファー・ランバートがちょっと息を荒くしながらアクションを頑張っているけど別に何てことはなく、CGの化け物に何となく雰囲気で勝ったりする。
無駄なアクションが多く、飛んできた槍を片手でキャッチするなど、良い意味で胡散臭い。良い意味で。