シネフィルmonk

もういちど愛してのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

もういちど愛して(1971年製作の映画)
3.0
妻の葬儀後、悲しみのあまり聖職につくが、嫉妬深い夫を気づかうあまり事故死にみせかけて姿を消した妻が七年後、新しい夫ともに教会に訪れることから巻き起こす愛憎劇をコメディタッチで描く。アラン・ドロン、ナタリー・ドロンの元夫婦が離婚後、共演したことでも話題になった映画です。

あのハンサムなドロンが神父の僧服に黒のサングラスをかけて海辺や街なかを原動機付き自転車で走る映像、教会でオルガン奏者、説教する身でありながら、死んだはずの妻の出現で動揺するさまがユニークで、一連のドロン作品では異質でカルト的な人気があるようです。いまはDVDは出ておらず、VHSのレンタル業者さんから借りて、何十年ぶりかで鑑賞しました。娼婦に身をやつしているナタリー・ドロンが神父に“もういちど愛して”と囁くシーン、邦題にもなっており色っぽくて印象に残ります。
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