先日のアカデミー賞で作品賞はじめ5部門ノミネートされ、脚色賞に輝いたオスカー作品。日本では残念ながら公開はなく、制作会社のMGMがAmazonの傘下に入ったことから、Amazonプライムビデオで独占配信されてます。
売れない黒人の小説家が別の人格で著した自叙伝が思わぬベストセラーとなり、一躍時の人に。だが、社会の人種差別に憤慨する真面目な主人公がギャングや暴力、コカインを詰め込んだ生々しいステレオタイプの小説を描いたことから、本人の意向とは別の形で事態が動き出していくストーリー。
「007シリーズ」でジェームス・ボンドを助ける友人役CIAのフェリックス・ライターなど演じていたジェフリー・ライトが主演してます。
主人公の名前がセロニアス・エリソン、通称モンクと名乗っていることから、セロニアス・モンクの曲もエンディングで流れ、大作とは言えないけど面白い作品でした。小説を書いているシーンが映像化され、本人の前で劇中劇となって刻々と移り変わるのもユニークです。