シネフィルmonk

トリュフォーの思春期のシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)
4.5
冒頭、坂道を勢いよく駆け出す少年少女たち。フランソワ・トリュフォーの少年時代を連想させる問題児や友人の母に恋い焦がれる少年、アパートの中から「お腹減った〜」とアピールする娘に同居人らが食物輸送の救出作戦、高いアパートから落っこちる赤ちゃんら、様々なエピソードからなる子どもたちを主人公にした作品。

原題は「おこづかい」。でも、邦題通りに思春期で思い悩む少年時代が生き生き輝いて見えて、時折何度も観たくなるそんな愛に溢れた映画です。敬愛するアルフレッド・ヒッチコックが自作品にカメオ出演していたように、劇中トリュフォー自身も子どもの親役で少しだけ登場してますよ。
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