今月はゲーム映画を観ようと、以前鑑賞していたDVDを再鑑賞。
折角なので、吹き替え版で鑑賞してみる。
SNKの対戦格闘ゲームの実写映画化。
この手の企画によくあるように、タイトルと登場人物の名前が共通している位の別物。
一応、三種の神器辺りの設定もアピールしているけれど…。
ゲームで一番の売り要素「チームバトル」も完全スルー。
主人公はマイ。
何故か庵とラブラブ。
テリーが刑事で京はバイクの修理工。
手から炎を出さない京は、中身が真吾だったのかもしれない。
庵は、青い炎っぽいエフェクトはあった気もする。
当然ゲームを彷彿させる技なんか使わない。
ゲームで対戦すると、ステージセレクトが出来て、そのステージで試合が行われる。
なぜだろう…そうか!試合は異次元空間で行われるんだ!!
・・・と、バカなことを思いついちゃったんだろうなぁ。
よくあることだけど、設定を消化しないで形にしているだけなので、原作をかじったことがある人には出鱈目で、知らない人にもおかしく感じられるレベル。
特典は、ゲームの新作情報と、日本の原作ファン向けのイベントの様子。
映画イベントでコスプレコンテストがあったようで、コスプレイヤーがたくさん登場…KOFのコスプレコンテストなのに・・・ほかのゲームや全然関係ないアニメのコスプレとか・・・ごにょごにょ。
吹き替え版声優さんのツッコミトークとか。
明らかに原作無視の駄目映画なのに、立場上宣伝しなくちゃいけない空気管が面白い。
・・・で、吹き替え版。
焼け石に水ではあるがテリーが「OK!」と言ってみたり、マイの決め台詞「日本一!」なんかがさりげなくもなく挿入されていて、字幕版とは違った印象を持てなくもない。
コレクターズアイテム。
評価は、1.5点だけど「日本一!」に敬意をこめての2.3点。