猿山リム

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲の猿山リムのレビュー・感想・評価

1.3
 先日、『ボーはおそれている』を鑑賞したので、ボーちゃんの登場する映画を!と、手に取ったクレしん劇場版。
 劇場版のしんちゃんは傑作が多いと噂には聞いていたが、これが初クレしん映画。

 2001年、21世紀スタートの年公開の作品で、20世紀を思う作品。
 古き良き懐かしい時代の匂いで、子供に還った大人達は、子供を捨て、20世紀博覧会の虜になってしまう。
 しんちゃん達が頑張って、日常を取り戻す流れ。
 これはこれで、真剣に構成すれば、SFめいた作品にもなりうる構造にも思うが、若干のクレしんナイズと、劇場版の「感動」を捩じ込む演出に、テーマも霞んだ印象。

 TVアニメの劇場版ってこんなんだよな…って作品。
 むかしの良かったあたりって、テレビでオッバイがいっぱい見られたことぐらいな気もするが、勿論、そんな描写はない。 
猿山リム

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