今年は丁度、能登に旅行に行くつもりだったので、現地で鑑賞する予定だったのだが、正月の震災で行けなくなってしまったので、能登よりは地元よりの劇場で。
夢破れて帰郷し実家を継ごうとする娘の挫折と奮闘といったありきたりなテーマを、ベテラン映画人が映画的に面白く料理した作品…というのがわたしの印象。
地方温泉地の温泉旅館の云々はメインのテーマではないので、このあたりの描写の薄さを指摘する声が多いようですが、わたしはここはこれでもいい気がします。
メインは主人公の女の子の成長に絞った印象。
なので本来語るべきアレやコレも放ったらかしで終わるのです。
色々押し寄せるハプニングにアクシデントを機転やらなんやらでなんとかするタイプの作品。
興行収入の一部が能登地震の復興に寄付されるそうです。