片腕マシンボーイ

恋する女たちの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

恋する女たち(1986年製作の映画)
2.6
これも〝アイドル映画と作家主義〟特集のん!いや〜そもそも80年代の文化全般苦手意識あるマシンボーイやが、本作に関しても微塵も魅力を見出せんくて、当時の斉藤由貴ファンは何を思い本作を観たのかちんぷんかんぷんやったよ…
ん?80年代やからとかやなくて、これが大森監督の作家性ってことなのかな?

どいつもこいつも恋愛にアタフタしてバカみたい!って高校生の話

うん、直前に観た「さびしんぼう」はある程度は大林監督のクセつよな作家性を理解していたんやが、本作の大森監督は平成ゴジラシリーズくらいしか観たことないからば、この、たかが恋愛をされど恋愛と小難しくこねくり回して哲学っぽく語ってみるんが時代なのか作家性なのか?
まぁマシンボーイの脳味噌は平成令和の少女漫画系アイドル映画に毒されているからば、直近に傑作「なのに、千輝くんが甘すぎる。」観てしまっているからば……、恋愛なんかにアタフタすんな!言う斉藤由貴に柳葉敏郎が「俺に片想いごっこしたらええやん!」言うてキュンキュンなるライトなラブコメにしたら良かったのに…思ったよ

ちなみにアイドル映画との事やが、マシンボーイは主演の斉藤由貴にはあんまり魅力感じなかったなぁ、それより斉藤由貴の友達役の居酒屋の娘の子が可愛かった!この子スケバン刑事の映画のんでもマシンボーイが南野陽子よりも好きや!言うてた子よね?たぶん、この子とお父さん蟹江敬三のシーンが1番好きやったよ!
あ、あと失恋したとか、みんなの前で股間晒したとか、嫌なことあって落ち込む度に自らの生前葬するお友達のイカレっぷりもキマっていたし、やたらと斉藤由貴を脱がそうとする美術部の小林聡美もキレキレやからばね、斉藤由貴が影薄いんもしゃ〜ないわね

あ!斉藤由貴がヤバかったシーンも思い出した!ポッキーつまみにビール飲むんやめろや!ゲラゲラ
ってか高校生がビール飲むシーンが普通に出てくるんは数少ない昭和アイドル映画の良いとこ、ぺろぺろ、今どきはヤンキー映画でも酒も煙草もやらんのよねぇ……