クリップ大掃除3
以下、レビュー。
ベトナム戦争終結直後に作られた作品。ロシアンルーレットをやらされるシークエンスが有名。
ロシアンルーレットが象徴する後退の許されない絶望感と同時に味わう暗いスリルは、後に何作も作られていくベトナム戦争全体を通底する共通のテーマだと思う。
だけど、もう2度と見直さないだろう。正直、退屈だから。
戦争終結直後ほど、その時代その環境に共感の持てない私(達)には、本作の尺バランスは耐え難い。
今見るなら、戦争の実感が持ちづらくなった現代に向けての戦争映画を見るべきなんじゃないかな。これは一概には言えないことだけど、少なくとも本作に関してはそう感じました。
歴史的史料としてはオススメです。