Gatt

ディア・ハンターのGattのレビュー・感想・評価

ディア・ハンター(1978年製作の映画)
3.9
まず、ベトコンのエゲツなさをとても感じた映画でした。今まで観たベトナム戦争の映画は、ベトナム民間人への殺戮とか、どちらかというと「アメリカのした事」に対する描写が印象的だった気がします。この映画は捕虜になるシーンが大きなポイントでした。ロシアンルーレットの緊張感は凄い。何度も繰り返されるけれど、その度に息を飲んで見つめて仕舞いました。創られた脚本なのかもしれないけれど。
盛大なパーティでお祝いと壮行会をされた彼らですが、ベトナム戦争での傷は様々。人生観に変化を及ぼします。
広大で色鮮やかな映像が素晴らしく、音楽が印象的。そして緊張感の繰り返される映画でした。友情の映画です。
デニーロが渋くてカッコいい!そしてまさかメリル先生を美しいと思うとはw

この映画のレビューに、ロシア人移民としての立場やマイクが同性愛者という見方を入れているレビューもありました。納得できてしまう部分もあります。そうならもっと僕の評価は高くなります。深いもの。
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