電気羊

ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎の電気羊のレビュー・感想・評価

3.2
キャラデザインを一新したダーティペア映画シリーズ第2作。

WWWAから少女の保護を依頼されたダーティペアだが、少女は科学者とともに惑星ノーランディアでの宇宙船墜落事故により行方不明となっていた。
ノーランディアでは墜落事故が相次いでいたことからダーティーペアは、少女の保護と事故の原因究明にノーランディアへと向かう。
だが、そこではな生態系から外れた様々な生物が生息しており、場所によっては謎の幻覚現象に襲われる。
少女の行方を捜索した結果、ようやく生き延びていた少女と接触したダーティペアであったが、そこに現れた惑星管理官から、少女は連続宇宙船墜落を起こした殺人犯として確保されてしまう。

ダーティペアは、少女が太陽系外惑星人の科学技術により誕生したエスパーであり、ノーランディアの様々な生物は少女を誕生させるまでの実験失敗生物であったことが判明する。
少女を誕生させるために他の生物の生命を実験道具として扱ってきた企業の代表者に対して、生命倫理違反を憤るダーティペアは、企業の不正を暴き逮捕しようとするが、逆に企業の非合法組織から命を狙われる。

代表はダーティーペアの追跡を逃れるため、宇宙ポートから他の惑星へ逃亡しようとするが、代表が操縦する宇宙船は離陸直前に、ポートに立ち塞がったダーティペアを轢き殺そうとしたところを狙撃され爆死する。
ラストは覚醒した少女のサイコキネシスにより惑星ごと崩壊してしまい、事件を証明する物的証拠は消滅してしまい、ダーティペアの心の中に少女を救えなかったという悔いる思いだけが残るのであった。

前作に引き続き、今の若者にはピンとこないだろうけど懐古オタクおじさんには思い出に浸れるアニメでした。
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