Masafumi

8 MileのMasafumiのレビュー・感想・評価

8 Mile(2002年製作の映画)
4.2

1995年アメリカ、デトロイトを舞台にした、エミネムの半自伝的な作品で、エミネムの初劇場主演作。

主題歌「Lose Yourself」は2002年度アカデミー歌曲賞を受賞した。

最悪の家庭環境で貧困な暮らしを強いられる主人公ラビットは黒人文化色の強いヒップホップの世界で白人であるハンデを背負いながら、うだつの上がらない日々を過ごしている。
暴力、裏切り、貧困、すべての屈辱と不幸をラップにぶつけ、マイク一本で挑んでいくというストーリー。


8マイル・ロードとはデトロイトの都市と郊外を分ける境界線で、富裕層と貧困層、そして白人と黒人とを分けるラインのこと。
かつて自動車産業で栄華を極めたデトロイトは人種摩擦の影響で荒廃し、裕福な白人層が郊外に移動したため、中心のシティが貧困層の黒人が住むエリアになっている。

またラストシーンで観客を煽っていた313とはデトロイトの市外局番のこと。

良かったセリフ

ラビット
「いつ夢に諦めをつければいい?高望みを捨て地に足を着けるのはいつだ?」
ソル
「まだ、朝の7時半だぜ」

ラビット
「俺は自分の好きなことをする」
Masafumi

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