エミネムがバイトサボってラップバトルする映画。
カラオケでLose Yourselfのサビすら歌えなくて涙を流す中高生を大量に産み出した罪な一面もある。
かくいう私も若い頃はビーボーイ達に触発され、ブカブカのティンバーランド買って靴擦れ地獄と戦う毎日でございました。
改めて鑑賞すると、「ファッキンニガー」って罵られてもヘラヘラしてるくせに「服をママに買ってもらった」って言われるとマジギレするラッパーの怒りの沸点どうなってんのと思うけど、「ママのスパゲッティ」だの「ママとトレーラー暮らし」だの「ママのおっぱい」だの悪口のバリエーションが乏しいこと山の如しで、実はこいつらおっかない見た目に反して、とんでもない親孝行なんじゃないかという錯覚すら覚えました。
さっきまで袋叩きだのマリファナだの言ってたくせに突然親に感謝し出す日本のラッパーもしっかり影響を受けています。
自分の娘の似顔絵をタトゥーにする心境は、何かあるごとに汚い川に飛び込む関西人の生態ぐらい理解できないけど、それでもエミネムはかっこいい。
いつまでも俺のアイドル。
今日はスパゲッティ(ニチレイ)にしよう。