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魔女の宅急便のchihakenのネタバレレビュー・内容・結末

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

【作品概要】
1989年に公開されたアニメ映画です。監督は宮崎駿さんです。
スタジオジブリ制作の長編映画の第4作品目となります。角野栄子さん著書の児童書が原作となっています。スウェーデンの街並みを再現しており、実際にパン屋さんなどは存在しています。なるべく世界観を崩さないように宮崎駿さんと角野栄子さんは多くの会話をしていたそうです。興行収入は43億円を突破しており、日本を代表する作品となっております。

【感想】
主人公のキキが可愛くて、子供のころからずっと大好きな作品でした。今でもキキとジジは人気が高く、コスプレする人も多いですよね。さらに恋愛にもなっており、キュンキュンするシーンもあります。子供から高齢の方まで幅広い年層の方が見て楽しい作品になっていると思います。気になった方はぜひご覧ください。

【あらすじ】
のどかな田舎町に住むキキは魔女の血を受け継ぐ13歳の女の子。『魔女として生きる事を決意した少女は13歳の満月の夜に旅立ち、よその町で1年間の修行をしなければならない』という古くからのしきたりに従い、黒猫のジジと共に旅立つ。夜通しの旅の末、海に囲まれた美しいコリコの街を見かけたキキは定住を決めてさっそく街へ向かう。驚きの目で彼女の飛ぶ姿を見上げる街の人々に笑顔を見せるキキだが、田舎にはない二階建てバスと接触事故を起こしかけ、慌てて街の片隅に逃れ降り立つ。居合わせた街の人々に明るい笑顔で自己紹介と共に挨拶するキキであったが、魔女の風習が残る田舎の故郷と違い、大都会の人々のよそよそしい態度に戸惑う。直後、バスにぶつかりそうになった所を目撃して駆けつけて来た警官に職務質問されるが、地元の少年トンボが機転を利かせて助ける。トンボはキキに興味を示して話しかけてくるが、なれなれしい彼の態度に腹を立てたキキはさっさとその場を飛び去ってしまう。泊まるあてもなく街をさまよう中、「グーチョキパン店」というパン屋のそばを通りかかったキキは、店のおかみであるおソノに代わって忘れ物を客に届けた事からおソノに気に入られ、彼女の厚意で店に居候する事になる。やがてキキは自分の魔法を活かして宅配業『魔女の宅急便』を開業すると共に、この街への定住を改めて決心する。翌日、キキはパン屋のお得意さんのマキから、甥のケットへの誕生日プレゼントとして鳥かごに入った黒猫のぬいぐるみの配達を依頼される。張り切って初仕事に臨んだキキだったが、飛行中に突風にあおられてぬいぐるみを森に落としてしまう。卵を狙われたと勘違いしたカラス達に阻まれて探しに降りる事もできない。思案の末、約束の時間に間に合わせる為にキキはぬいぐるみにそっくりなジジをかごに入れて予定通り配達し、森に戻りぬいぐるみを歩いて探す。ぬいぐるみは森の中で暮らす絵描きのウルスラに拾われており、キキはぬいぐるみを返してもらって配達先に向かい、無事にジジを救い出す。ある日、パン屋で店番をしていたキキの元にトンボがやって来る。依然としてトンボを快く思っていないキキに、トンボは自分の所属する飛行クラブのパーティへの招待状を手渡して帰っていく。ちょうど頼まれていた二つの仕事を約束の時間に間に合わせた上、パーティに行く為、一つ目の仕事を急いでこなし、二つ目の仕事の依頼先へ急ぐキキだが、依頼人の老婦人はオーブンの調子が悪い為に孫娘に届ける料理ができていないのだと告げ、キャンセルするが料金は支払うという。料金だけをもらう訳にもいかず、孫娘への想いを叶える為、キキは老婦人を手伝ってなんとか料理を完成させ、急な大雨にびしょ濡れになりながらも届け先へと向かうが、料理を受け取った孫娘の冷たい態度に衝撃を受け、パーティに行く気力を無くして体が濡れたまま眠り風邪をひいてしまう。キキの体調が回復した日の事。おソノから『コポリ』という人への届け物を頼まれ、歩いて指定された住所に行くとそこにトンボがいる。実は『コポリ』というのはトンボの本名であり、届け物の頼み事は二人が仲良くなれるようにというおソノのはからいによるものだった。キキはそれまでの態度と打って変わってパーティに間に合わなかった事を素直に謝罪し、トンボも彼女の仕事の苦労をねぎらう。トンボは飛行クラブのメンバーと共に制作中の人力飛行機の機関部(自転車に大きなプロペラを付けた物)をキキに見せ、練習を兼ねてこれに乗り海岸に停泊中の飛行船を見に行こうと誘う。二人乗りで海へと向かうが、その途中、あわや車と正面衝突しかける。自転車が突然宙に浮き二人は助かるが、そのままガードレールを飛び越え、直後に海岸へ落下してしまう。自転車は大破するも二人は無事だった。二人は笑い合い、打ち解けた様子で海岸で語り合う。そこへ、トンボの友人達がやって来るが、キキは急に不機嫌になり、引き留めるトンボを振り切って帰ってしまい、自分の振る舞いに対する自己嫌悪に落ち込む。そんな時、キキはジジの言葉が分からなくなっている事に気づく。慌てて箒にまたがり飛ぼうとするも、思うように飛べない事を知ったキキは、魔法の力が弱まった事を認識して愕然とする。更に、斜面で飛ぶ練習をしている時に落下した弾みで箒を折ってしまう。魔女である自分にとっての唯一のとりえであった空を飛ぶ力を失い、宅配の仕事もできなくなってしまったキキは、深い失意と傷心に落ち込む。そんなキキの元に、突然ウルスラが訪ねて来る。キキからスランプで仕事ができなくなった事を打ち明けられたウルスラは、気晴らしも兼ねてキキを自宅に招く。森の小屋で二人は語り合い、キキは彼女の言葉に励まされる。翌日、森の小屋から帰ったキキは、老婦人の家へ招かれ、雨の日の苦労をさりげなくねぎらってくれた老婦人の心遣いに元気づけられ、明るい笑顔で笑い合う。その時、家政婦のバーサが見ていたテレビに、海岸の飛行船が突風にあおられて暴走を始めた様子が映る。飛行船のロープには、トンボがしがみついていて、高空にさらわれてしまっていた。今にも落下しそうなトンボを助けようと無我夢中で現場へ向かったキキは、たまたま近くにいた掃除夫のデッキブラシを借り受け、必死の思いで魔法の力を奮い起こして大空へと飛び出した。慣れないデッキブラシの飛行に振り回されつつも、キキは群衆の声援を受けながら間一髪の所でトンボを救出する事に成功する。こうしてキキは再び魔法の力を取り戻して、街の人達ともすっかり打ち解け、デッキブラシで空を飛び回りながら宅配業に精を出すのだった。

【出演者】
・キキ(声:高山みなみ)
・ジジ(声:佐久間レイ)
・おソノ(声:戸田恵子)
・トンボ(声:山口勝平)
・コキリ(声:信沢三恵子)
・フクオ(声:山寺宏一)
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