chihaken

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1のchihakenのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

【作品概要】
2010年に公開されたファンタジー映画です。監督はデヴィッド イェーツさんです。
J K ローリングさん著書の小説が原作になっています。劇場版シリーズの第7作品目となります。世界観を表現するためにイギリスの各地で撮影が行われました。最終回ということで2作に分かれており、非常に注目を浴びました。第83回アカデミー賞では、美術賞、視覚効果賞の2部門でノミネートされました。興行収入は9億7700万ドルを突破しており、世界的に大ヒットした作品となっています。

【感想】
世界観に引き込まれ、すぐに続編を見たくないような作品だと思います。魔法の世界は夢のような世界であり、よく子供のころにハリーポッターごっこをして遊んだ記憶があります。本作品から物語が終盤に向け大きく動き出します。そのため、魔法も高度になり、また内容も難しくなっているように感じました。だからこそ奥が深く面白んですが。気になった方は是非ご覧ください。

【あらすじ】
マルフォイ邸で、ヴォルデモート卿はデス イーターたちの会合を開く。アルバス・ダンブルドア校長を殺害したセブルス・スネイプは、母親の護りの魔法の下にないハリー・ポッターを、不死鳥の騎士団が安全な場所に移すだろうと報告する。ヴォルデモートはルシウス・マルフォイの杖を取り上げ使用する。ヴォルデモートの杖とハリーの杖は同じ不死鳥の羽根の芯を共有する「兄弟」であり、ハリーに対して無力であったためである。一方、ハリーたちは守りの魔法の解除に伴いそれぞれ家を出て、デス・イーターたちの予測通り不死鳥の騎士団たちとロンの家への移送作戦を行っていた。仲間全員薬でハリーの顔にする「七人のポッター作戦」を敢行するが、移動中にヴォルデモート率いるデス・イーターの攻撃を受け、マッド-アイ・ムーディとヘドウィグが殺されジョージが負傷する。辛くも逃げ延びたハリーたちがビル・ウィーズリーとフラー・デラクールの結婚式の準備をしていると、新しい魔法大臣・ルーファス・スクリムジョールがやってくる。大臣は、ハリー、ロン、ハーマイオニーそれぞれにアルバス・ダンブルドアは形見を残したと告げる。ロンには灯消しライター、ハーマイオニーには『吟遊詩人ビードルの物語』、そしてハリーには彼が初めてのクィディッチの試合で捕まえた金のスニッチである。ダンブルドアはハリーにグリフィンドールの剣も遺していたが、その行方は判らなかった。結婚式のさなかに、魔法省が陥落し、大臣が亡くなったという知らせが届く。間髪入れずにデス・イーターが襲いかかり、ハリー、ロン、ハーマイオニーはグリモールド・プレイス十二番地に逃げ込む。そこでロンは、シリウスの弟レギュラス・ブラックがヴォルデモートからサラザール・スリザリンのロケットを盗んだR.A.B.であること、地元のコソ泥マンダンガス・フレッチャーがそれをドローレス・アンブリッジに売り払っていたことを知る。ハリー、ロン、ハーマイオニーは魔法省に潜入し、ロケットを取り戻すが、脱出の混乱のなかデス・イーターたちに追われ、ハーマイオニーは3人で森に姿くらましをする。3人は、ヴォルデモート卿の分霊箱をすべて発見し、破壊する旅を始める。ハリーは魔法でロケットの破壊を試みるも全く通用しない。ハーマイオニーは、グリフィンドールの剣が分霊箱を破壊できるのは、バジリスクの毒が染み込んで強化されているためだと考える。ロケットを身に着けるロンは分霊箱の魔力の影響を受け、遅々として進まないことに苛立ち、ハリーとハーマイオニーを理不尽に嫉妬したうえハリーと言い争いになり、旅を続けるハリーとハーマイオニーの元を立ち去る。ハリーが最初に試合でスニッチを口で捕まえたことを思い出し、当時のようにスニッチを唇に当てると、「I open at the close」という謎のメッセージが現れる。ハーマイオニーは、『吟遊詩人ビードル』に記された奇妙な記号が、ルーナ・ラブグッドの父ゼノフィリウスが身に着けているものと同じであることに気づく。ハリーとハーマイオニーはゴドリックの谷でグリフィンドールの剣を探し、墓地で同じ奇妙な記号を見つける。年老いた歴史家バチルダ・バグショットは2人を小さな家に招き、そこでハリーの夢の中で杖職人グレゴロビッチから杖を盗んだ若者の写真を見つける。すると突然、バチルダはヴォルデモートの蛇ナギニに姿を変え、ハリーに襲い掛かる。ハーマイオニーは2人で安全な場所に姿をくらますが、彼女の跳ね返った呪文が誤ってハリーの杖を破壊してしまう。ハーマイオニーは写真の男が闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドと特定する。その夜、グリフィンドールの剣が底に沈んだ凍りついた池に、雌鹿の守護霊がハリーを導いた。ハリーは極寒の池に飛び込むが、首に巻かれたロケットが首を締め息ができなくなる。そこに突然ロンが現れ、グリフィンドールの剣を取り戻し、ハリーを救い出す。さらにロンはグリフィンドールの剣でロケットの分霊箱を破壊する。ロンは灯消しライターによって2人の場所に導かれていたのだった。ハリー、ロン、ハーマイオニーはゼノフィリウス・ラブグッドを訪ね、奇妙な記号は死の秘宝を表していることを知る。何百年も前、3人の兄弟はそれぞれ死を免れる秘宝、蘇りの石、透明マント、そして知られているもので最強の杖であるニワトコの杖を手に入れた。3つすべてを所有する者は、「死を制する者」となる。だが、ゼノフィリウスは密かにデス・イーターたちを呼び出し、誘拐されたルーナとハリーを引き換えにしようとする。3人は逃げるが、人さらいに捕われてしまう。幻視の中で、ハリーは年老いたグリンデルバルドがヴォルデモートにニワトコの杖はダンブルドアと一緒に埋葬されていると話すのを見る。マルフォイ邸でベラトリックス・レストレンジは、グリンゴッツの金庫にあると信じていたグリフィンドールの剣を人さらいが持っているところを目にして激怒。ハリーとロンは地下室に閉じ込められ、ハーマイオニーはベラトリックスによって拷問にかけられる。地下室ではそこで同じく捕えられていたルーナ、オリバンダー、グリップフックに出会う。ハリーはダンブルドアをひと目見たと信じる鏡のかけらを使って助けを求めたところ、ドビーがそれに応えて現れる。ドビーがピーター・ペティグリューを気絶させてハリーたちが上階に駆け上がり、取り上げられた彼らの杖をハリーがドラコ・マルフォイから奪い返す。そんな彼らにベラトリックスはハーマイオニーにナイフを突きつけて脅すがドビーに妨害され、ほかのデス・イーターも戦闘で足止めをくらう。ドビーはここから逃れるため、全員をまとめて姿くらましで脱出するが、その直前でベラトリックスが投げたナイフがドビーに刺さり、死亡してしまう。ハリーたちはワープ先にあった騎士団の隠れ家であるビルとフラーの海辺のコテージの近くにドビーを埋葬する。一方、グリンデルバルドから情報を得たヴォルデモートはダンブルドアの墓のもとまでたどり着き、ついにニワトコの杖を得る。ハリーとヴォルデモートの最後の決戦が迫ってきていた。

【出演者】
・ダニエル ラドクリフ(声:小野賢章)
・ルパート グリント(声:常盤祐貴)
・エマ ワトソン(声:須藤祐実)
・ロビー コルトレーン(声:斎藤志郎)
・アラン リックマン(声:土師孝也)
・トム フェルトン(声:三枝享祐)
・ボニー ライト(声:高野朱華)
・デヴィッド シューリス(声:郷田ほづみ)
・ヘレナ ボナム=カーター(声:高乃麗)
・レイフ ファインズ(声:江原正士)
chihaken

chihaken