CucumPrincess

魔女の宅急便のCucumPrincessのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
5.0
友達にプレゼントしてもらった「キキ、見て!見て!」のジジのコップで紅茶を飲みながらこの映画を観る。

自分の才能を探し、才能のスランプに絶望し、才能のために努力し、才能を人のために使う。キキが自身の持つ力を通して成長していく姿が共感できるし、今でも自分の生き方の手本になっている。
「やりたいこと」を仕事にしようとする『耳をすませば』の雫と「出来ること」を仕事にするキキを比較した鈴木敏夫の話を必ず思い出す。
ずっと雫みたいな大志を抱く生き方を正だと思っていたけれど、その話を聞いてキキみたいな生き方を考え出すようになった。
無理に背伸びする必要はない。

それにしてもキキになりたくてパン屋でバイトする自分は単純すぎるし(うちのパン屋の店長は宮崎駿の後輩)、それに態度はキキとはてんで違うのだからもう、本当に自分ったら。
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