大人への階段を上りかけた15歳の少年にとってこの経験は刺激的過ぎる。そして忘れ難いものになったろう。姉の影響で衝撃を与えたロックを背景に1人の少年の目に映った時代と人々が描かれる。
厳しい母親だがよくこの旅を許可したものだ。70年代のロックなんて酒、薬、マリファナ、女なんて当たり前だったろうから。
そもそも雑誌記者が取材のためにロックバンドとツアー同行なんてありえるのかな。
ペニー・レインが本当に魅力的。やっていることはグルーピーだが、下品にならず、表情が可愛い。彼女は役者としてはその後あまりパッとしてないようで、この魅力を活かしきれなかったのかな。
ウィリアム、ペニー、バンドのラッセル、それぞれが生きていく上で何かを失いながらもまた新しい人生に向かって歩き出していく。