とんぶ

秋刀魚の味のとんぶのレビュー・感想・評価

秋刀魚の味(1962年製作の映画)
4.2
小津安二郎の魅力を探ろうシリーズ第4弾。
なんか、はまってきたわ。
見てて、心地よい。
今回は、一足飛びに、小津さんの、遺作。
紀子3部作の、晩春と、内容ほぼ同じ🤣

ローアングル固定カメラ健在。
ちょい洒落た言葉遊び健在。
何気ない日常の風景のインサート健在。
落ち着くんよ。
見てて。
相変わらず、たいした事件は起こらない。
登場人物いい人ばかり。
ただ、クソガキ登場せず🤣
個人的には、クソガキいらんけどね。

1962年公開の本作、まだ、ご存命の役者さんもいるし、カラー!ほぉー。
でも、小津作品、モノクロでも、まったく、抵抗ないなぁ。

岩下志麻、若いよ。綺麗やわ。
極道の気配全くなし🤣
岡田茉莉子も、岸田今日子も、若いなぁ。
そりゃ60年前やもんなぁ。

佐田啓二(中井貴一のお父さんですよ)名前は知ってたけど、作品見るのは初。
さすがに、中井貴一、ちょい似てるな。
あと、黒澤組?の加東大介やら、水戸黄門の東野英治郎やら、キャストうれしい。
ただ、杉村春子の出番少なくて、残念。

本作は、岩下志麻には、あまり、スポットライト当たっておらず、笠智衆が、超主役。じじいじゃないの残念だけど、ボクトツ芸、磨きかかってる。
ラストで、泣いたよ。
素晴らしきかな。

しかし、時代背景、興味深い。
・軍艦マーチ
・ようやく、戦争の傷が、癒えた頃なのかな。
・笠智衆の、戦争に負けて良かったんだよってセリフ、考えさせられる。
・トリス、ストレートで飲む? 
・ダルマが高級酒?
・飲屋街の飲み屋の、看板、ダサすぎるやろー。超昭和🤣🤣🤣
とんぶ

とんぶ