SANKOU

アジョシのSANKOUのレビュー・感想・評価

アジョシ(2010年製作の映画)
3.2
ウォンビンは映画によって本当に雰囲気が変わるなと思った。この映画で演じたテシクという役も話が進むにつれて表情が変わっていくのが凄かった。兵役もあるからだと思うが、アクションシーンの凄みが同じアジア人でも日本人とは段違いだ。終盤のナイフで大人数を相手に立ち回りを演じるシーンは圧巻。ソミ役を演じた子役も素晴らしかった。テシクとソミが一緒にいるシーンはそれほど多くはないが、それでもテシクが必死で彼女を救おうと走り回る姿には、彼の過去の描写と合わせて胸を打つものがある。「明日を生きる者が、今日生きる者に殺される」という台詞がかっこよかった。殺し屋として登場する東洋人の役も、饒舌なキャラじゃないが話が進むにつれて新たな表情を見せるのも良かった。
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