ロバート・アルトマンの代表作の一つだが、30人近くの歌手や主催者など音楽に関係した人物たちがナッシュビルで行われるコンサートのため、各々の行動を描いていく。
とにかく登場人物が多いのだが、それを混乱することなく見せきれるのはアルトマンの手腕に他ならない。
ただし物語そのものに引き付けられるという感覚はなかった。
思うに70年代当時の風俗事情を知らないと、その時代に入っていくのが難しいと思う。
歌う際のリアルな反応などは分かると頷けるシーンは多々あるのだけど。
アルトマン作品ではMASHだとかゴスフォード・パークの方が好みではある。