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愛のレッスンのtakのレビュー・感想・評価

愛のレッスン(1954年製作の映画)
3.2
イングマル・ベルイマン監督作というと、シリアスな人間ドラマのイメージだけど、初期はコメディを撮ることもあった。「愛のレッスン」はその時代の作品で、ウディ・アレンが自作のお手本にしていたと言われる。

主人公は、患者との浮気が発覚した婦人科医ダービッド。夫婦仲は険悪になるのだが、妻の情事を知った彼はそれを利用してよりを戻そうと画策する、というストーリー。

主人公がどこか野暮なところ、ヒロインがとにかくよく喋るところ、家族のパーティが登場。あー、なるほど。ウディ・アレン映画の要素が確かにある。親子の会話でその人柄を感じさせる演出は、後の代表作にも通ずるベルイマンらしさを感じた。
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